焚火台ってたくさんあって迷うけどどれがいいの?とこれからキャンプを始める人に聞かれたので私の周りで使っている人が多い焚火台のメリットとデメリットをまとめてみました。
これからキャンプを始める人や焚火台を検討している人の参考に少しでもなれば幸いです。
焚火台のメリットとデメリット
スノーピーク 焚火台M
商品のメリット:
- 頑丈で耐久性が高いため、長期間にわたって使用することができます。
⇒私も所持していますが、これマジで壊れる気がしません(笑) - オプションパーツの種類が多く、グリルブリッジや焼き網Proなどを追加することで料理の幅が広がります。
- 焚き火台としての機能だけでなく、バーベキューコンロとしても優れており、多様なキャンプシーンで活用可能です。
実際に私もたまに使いますが、焚火をしながら炭を入れて炭が熾ったら網を乗せて焼肉をするという使い方もたまにしていました。面倒な時はこれ1台で焚火とコンロ両方に使用しています。
商品のデメリット:
- 単体の重さが3kg以上で、持ち運びが重いと感じる人もいます。
はっきり言ってめちゃ重いです。灰捨て場が遠いと灰を捨てに行くだけでも苦行に感じます。
- 火床からの高さ調節ができるグリルブリッジは便利ですが、一番低い位置だと炭を追加しにくいという欠点があります。
- キャンプ場で他のグループと被ることがあるという点も、一部のユーザーにとってはマイナスポイントかもしれません。
ロゴス the ピラミッドTAKIBI M
ロゴスの「ピラミッドTAKIBI M」は組立てが約10秒で簡単、初心者でも薪が組みやすく、調理器具を置ける五徳があります。しかし、パーツが鋭いため組み立て時には手袋が必要で、風が強いと灰が飛ぶため焚き火シートが推奨されます。
比較的安価でオプションが色々と付いているので万人にウケそうな焚火台です。実際に私の友人もこれを使っていました。
メリット:間口が広くオプションで五徳も付いているのでコレ1台で焚火台とコンロの兼用も可能でコンロにしても使いやすかったです。また、開くだけで設置完了するので初心者の方でも簡単に扱えます。
デメリット:軽さを重視している為なのかステンレスが薄めなので数回使っていると熱で歪が生じてきます。それを「味」と見るかどうかは使用者次第ですね。
コールマン 焚火台 ファイアーディスク 直径約45cm
コールマンの「ファイアーディスク」は直径約45cm、高さ約23cm、重さ約1.6kgで、ステンレス製です。組み立てと片付けが簡単で、網が付属しているためBBQにも使えます。
コールマン「ファイアーディスク」は設置と片付けの簡単さ、BBQが可能な網付属などがメリットとして挙げられています。デメリットとしては、風が強い時に灰が飛びやすいこと、地面への熱影響を考慮する必要があることが指摘されています。
STC社 ピコグリル398
芸人ヒロシが愛用していたことで一時は全く買えないくらい爆発的な人気になった焚火台です。
詳細とスペック:
- 本体重量: 約448g
- 組立外寸: 幅385×奥行260×高さ245mm
- 素材: ステンレス鋼
- 収納寸法: 幅335×奥行235×厚み10mm
- セット内容: 収納ケース、プレート、フレーム、スピット(五徳)×2
メリット:
- 軽量コンパクト: STC社のピコグリル398は491gと圧倒的に軽量で、収納時は20mm以下と非常にコンパクトです。
- 簡単で素早い設置: 組み立ては10秒以内で完成し、必要最小限の部品のみで構成されています。
- 高い燃焼効率: 特有の設計により、薪がよく燃え、効率的な燃焼を実現します。
- 調理のしやすさ: スピット(五徳)を使用してさまざまな調理器具での調理が可能です。
- 片付けの容易さ: 焚き火後の清掃が容易で、灰や燃えカスの処理も簡単です 。
デメリット:
- 利用人数に制限あり: 3人以上では使うには小さすぎ、2人までが適切です。
- 灰の落下問題: 特に芝生の上では灰が落下しやすく、地面を傷める可能性があります。
- スピットの不安定さ: グリルとして使用する際、スピットが固定できないため、安定性に欠ける場合があります。
STC社のピコグリル398は、軽量で持ち運びやすく、組み立てが容易でありながら、調理や焚き火の楽しみを十分に提供する優れた焚き火台です。しかし、利用人数が少ない、灰が落ちる、スピットの不安定性などの点を考慮して選択する必要があります。
UNIFLAME 薪グリルM
ユニフレームの「薪グリル」は、その使いやすさ、携帯性、そして調理のしやすさで知られています。この製品はステンレス製で、組み立てがシンプルでありながら堅牢です。組立ては、本体を展開し、灰受けを設置し、最後にゴトクを取り付けるという手順で、比較的簡単です。
このグリルのサイズは約47.5×30×35cm(使用時)で、収納時には約25×56×8cmに折りたため、耐荷重は約10kgとなっています。重さは約3.6kgで、携帯性に優れています。
メリット:
- 組立が簡単で、灰受けやゴトクの取り付けも容易です。
- 三段階に高さ調節が可能なゴトクは、料理のニーズに応じて火力を調整できますが、現実的には中火程度までが使いやすいとされています。
- 薪の使用が容易で、大きめの薪もそのまま使用できます。また、灰受けの設計により清掃も簡単です。
- 風対策が施された設計で、燃焼が安定し、調理しやすい環境を提供します 。
デメリット:
- 一人用に最適化されており、大人数には向かないかもしれません。特にラージバージョンに比べると、通常サイズは小さめです。
- 調理用には使いやすいですが、正面以外からの熱の放出は少ないため、暖を取るのには向いていません。
- 組み立て時や使用時にゴトクや灰受けの取り扱いに注意が必要です。
クチコミ: ユーザーは、薪グリルMの耐久性と燃焼効率の高さを評価しています。また、ソロキャンプや少人数での使用に適しており、調理に関しても満足のいくパフォーマンスを提供するとの声があります。しかし、大きさに関しては個人のニーズによって意見が分かれるかもしれません。
オプション品として、料理の幅を広げるグリルブリッジや、火床の落下を防ぐロストルウォールなどが利用できます。これらのオプションを利用することで、より一層ユニフレームの薪グリルの機能を楽しむことができます
薪グリルの特徴として、料理や焚き火を同時に楽しめる点があります。ゴトクは3段階に調整可能で、火力のコントロールが容易です。
薪グリルⅡは、ステンレス製の焚き火や炭火での調理に対応したグリルです。リニューアルバージョンとして、灰受けに薪の落下を防ぐ機能が追加され、強度も向上しています。使用時のサイズは約47.5×30×35cm、収納時は約25×45.5×6.5cmで、重量は約3.8kgとなっており、ファミリーキャンプに適しています。また、分散耐荷重は約10kgとなっています
ベルモント BM-246 焚き火台 TABI
ベルモントの「TABI」焚き火台は、軽量で持ち運びやすいデザインが特徴です。材質はチタニウムとステンレスで、収納時のサイズは非常にコンパクトです。使用時のサイズは237x360x170mmで、収納時は178x360x15mmとなり、総重量は約478g、本体のみで298gです。耐荷重は火床が約15kg、網が約5kg、グリルが約3kgとなっています
メリット
- 軽量コンパクト:約478gと非常に軽く、収納もコンパクトで、持ち運びが非常に便利です。
- 火床が近く料理に向いている:七輪のような設計で、炭や熾火での調理もやりやすく、焚き火も豪快に楽しめます。
- 燃焼効率の良さ:大きな薪もそのまま投入でき、通気口から効率良く空気が供給され、燃え尽きが良いため、後片付けも楽です。
- チタンの修復性:火床の湾曲化が進んでもチタンの復元性能により元に戻すことが可能です。
デメリット
- 焚き火台の足の高さが16.7cmと低く設計されており、座り心地に影響を与えることがあります。しかし、ローチェアに座って使用するには問題ない高さです 。
- 足の高さが低い為、地面への熱が伝わりやすいので地面が芝生などの場合は対策が必要になります。
- 軽量化の半面、耐荷重が15kgになっているので大きな重たい薪をガンガン何本も乗せる事は出来ません。
ベルモントの「TABI」は、特にソロキャンパーや少人数のグループに最適な焚き火台と言えます。軽量でありながらも、料理や焚き火を楽しむのに十分な機能を持っており、その使い勝手の良さから多くのキャンパーに愛用されています。
私も欲しかった焚火台のひとつです。キャンプ仲間が使っている所を見ると、便利な五徳が付いていてコンロとして使っても使いやすく、畳んだらペタンコになって薄く収納でき、チタン製なので歪んでも手である程度修復出来るので永く愛用出来そうな焚火台でした。
モノラル MONORAL 焚き火台 MT-0010
モノラルのワイヤフレーム焚き火台は、特殊耐熱クロスとステンレスで作られ、設置が簡単で軽量かつコンパクトなため携帯性が高いです。サイズは展開時に幅36×奥行36×高さ28cm、収納時には直径9×長さ37cmで、重量は約980gです。
火床が布のようなクロスというのが特徴で、本当にこれ燃えないの?と思うかもしれませんが大丈夫なんです。収納サイズに特化された焚火台ですね!
メリットとしては、オシャレな雰囲気を持ちつつ、特殊耐熱クロスを使用することで、金属製とは異なり火床の上で小型のコッヘルやシェラカップを直接加熱することができます。また、フレームに熱が伝わりにくいため、撤収が速やかに行えます。
しかし、デメリットとして、火床に使用される特殊耐熱クロスが消耗品であり、使用に伴う摩耗や破損が起こりやすい点、収納袋の汚れが目立ちやすい点が挙げられます。特に、火床のクロスは連続使用50時間を目安に交換が推奨されていますが、実際にはそれより短い期間で交換が必要になることがあるようです。
焚火クロスの長持ちさせるためには、火の大きさを控えめにするなど、メーカーが推奨する「おとなの焚火」スタイルを心がけることが重要です。また、消耗したクロスは交換が可能ですが、ワイヤーとクロスは別売りなので注意が必要です。
これらの情報から、モノラルのワイヤフレーム焚き火台は軽量で持ち運びやすく、オシャレで機能的な焚き火を楽しむことができますが、持続性とコストの面で考慮する必要があります。
DOD めちゃもえファイヤー
製品仕様:
- 重量: 約7.7kg
- サイズ(使用時): 幅43cm × 奥行14cm × 高さ24cm
- 材質: 本体はステンレススチール、テーブルはスチール(高耐熱塗装)
- 付属品: テーブル、キャリーバッグ
メリット:
- 遮熱板の設計により地面へのダメージを軽減。
- 二次燃焼構造で煙が少なく、燃焼効率が高い。
- アッシュトレイで灰の処理が簡単。
- 付属の収納袋で整理しやすく、持ち運びも便利
- 高温に熱された空気を吹き付けて二次燃焼させることで煙が少なく、目の不快感や視界の悪化を減らす
- ステンレスの台が付いているので地面との距離が保てる。
デメリット:
- 重量が7.7kgと重めであり、持ち運びが困難な場合がある。
- 着火後、全体に火が行き渡るまで煙が出る可能性がある。
使用者の感想:
- 二次燃焼の効果で煙が少なく、炎が美しい。
- 灰の処理が容易で、キャンプ後の片付けが楽。
- 高い燃焼効率により薪がほとんど燃え尽き、灰が少ない
料理への使用:
- 高火力で、メスティンを使用したベーコンエッグ作りが可能。ただし、火力が強いので焦げやすく、火傷に注意。
- 焼肉や焼き鳥も可能だが、火力を抑える必要がある。
- 高火力を利用して、短時間でお湯を沸かすことができる。
「めちゃもえファイヤー」は、その二次燃焼構造により、煙が少なく、環境にやさしい製品として評価されています。ただし、重量感があるため、持ち運びにはある程度の覚悟が必要です。料理をする際には、火力の強さを理解して安全に扱うことが大切です。
モンベル フォールディング ファイヤーピット
良い点:
- 焚き火中に火や薪の手入れが不要で、定期的に薪を追加するだけで安定して燃え続けます。
- 煙が少なく、服に焚き火臭がつきにくい。
- 剛性が高く、安定感があるため、ダッチオーブンなど重い調理器具の使用にも耐えます。
- 調理がしやすく、周りが囲まれているため、熱が集中し、素早くお湯が沸くなどのメリットがあります。
悪い点:
- 網がしっかり枠にはまるため、炭を追加する際に網を外しにくいことがある。
- 側面に炎が広がらないため、冬場に暖を取るとしたら少しだけ物足りないと感じる人もいるかもしれません。
スペックと付属品:
- 重量: 4.1kg(スタッフバッグ含む総重量は4.3kg)
- サイズ: 高さ30cm × 幅42cm × 奥行き22cm
- 耐荷重(静荷重): 約20kg
- 収納サイズ: 42×5×30cm
- 素材: 本体・ロストルはステンレス鋼、焼き網はスチール
- 付属品: 焼き網、スタッフバッグ
まとめ
以上、人気焚火台のメリットとデメリットをまとめました。
各焚き火台のメリットとデメリットを比較することで、自分のキャンプスタイルに最適な焚き火台を選ぶことができます。重要なのは、それぞれの焚き火台が提供するユニークな体験と、自分のニーズにどれだけマッチしているかです。最適な焚き火台を選ぶことで、キャンプの楽しさが大きく変わるでしょう
焚火台を選ぶのも実際に使うのもキャンプの楽しみのひとつだと思います。自分に合う焚火台が見つかるといいですね!
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