競馬ファンが楽しみにしていたドウデュースのラストランになる2024年有馬記念、
なんとドウデュースは右前肢ハ行により出走を取消してしまいました。
そこで右前肢ハ行って人間でいうと何?と思った人も多いと思うのでざっくりですが説明します。
右前肢ハ行って人間でいう何?
人間でいう「びっこ」?
馬の「ハ行」は、人間で言うところの「びっこ」に近い状態を指します。
つまり、痛みや違和感のある部位をかばいながら歩くため、ぎこちない歩き方や不自然なリズムが見られる状態です。
人間と馬の「びっこ」の違い
• 人間の場合
足や関節に痛みがあると、無意識に患部にかかる負担を減らそうとして歩き方が変わります。例えば、片足を引きずるように歩いたり、患部を地面につけるのを避けたりします。
• 馬の場合
馬も同じように、痛みのある脚をかばって歩きますが、歩き方がぎこちなくなる程度は症状の原因や重症度によって異なります。例えば:
• 軽度のハ行:歩行時に若干の違和感が見られる程度。
• 中〜重度のハ行:歩行時に足を地面につけるのを避けたり、跛行(患肢を使わない状態)に近い状態になる。
ハ行の診断で重要なポイント
• 症状の程度:歩き方の不自然さやリズムの乱れ具合を観察。
• 脚の触診:痛みや腫れ、熱感がないかを確認。
• 獣医による検査:歩行チェック、屈曲試験、X線や超音波検査で原因を特定。
人間で「びっこ」を引く原因が軽度の捻挫から骨折まで幅広いように、馬のハ行も原因が多岐にわたるため、原因特定と適切な治療が必要です。
馬の右前脚って人間でいうとどこ?
馬の右前肢の「ハ行」は、人間で言うところの右腕の肘から下の部分、つまり「前腕」や「手首」に相当します。
具体的には以下のように対応します。
• 馬の「前肢(右または左)」は、人間の腕に該当。
• 馬の「ハ行」は、特に手根関節(馬の膝に見える部分)以下の部分で、人間の手首から下、つまり手にあたる部分と考えられます。
ただし、馬の解剖学では骨や筋肉の構造が人間とは異なるため、完全に一致するわけではありませんが、ざっくりとしたイメージとしてはこのように捉えられます。
捻挫とは違うの?
馬の「ハ行」が人間の捻挫のようなものに該当する場合があります。
ただし、馬のハ行は一概に捻挫とは限らず、痛みや違和感により歩き方がぎこちなくなる状態を指すため、原因はさまざまです。
もしハ行が「捻挫」によるものであれば、人間で言うところの靭帯や関節の損傷が原因になっている可能性があります。たとえば、馬の前肢では以下のようなケースが該当します:
• 手根関節の捻挫(人間で言う手首の捻挫)
• 繋靭帯炎(人間で言う腱や靭帯の炎症)
• 軽い骨折や打撲が影響している場合も。
馬は体重を前肢に多くかけるため、捻挫やそれに近い損傷が起こると特に顕著に影響が現れます。
診断には獣医による詳しい触診やレントゲン検査が必要ですので、人間の捻挫よりも慎重に対応する必要があります。
最後に
ドウデュースが右前肢のハ行により有馬記念の出走を取り消すこととなり、ファンとして非常に残念な思いでいっぱいです。
今年最後のグランプリレースで彼の走りを目にすることを楽しみにしていた方も多かったことでしょう。彼がこれまで見せてくれた迫力あるレースや、数々の感動的な瞬間を思い返すと、その才能がここで途絶えることに寂しさを覚えます。
しかし、競走馬としての役目を終えたドウデュースが、次は種牡馬として新たな物語を紡ぐことに期待を寄せています。
彼の持つスピードと根性、そして華やかな血統が受け継がれ、多くの産駒が競馬界を盛り上げてくれる未来を楽しみにしています。これからもドウデュースが新たな形で競馬ファンに夢を届けてくれることを信じています。