【ハンモック】Kammok マンティスUL 3年使った人が良かったところと気になったところをまとめてみた。

この記事はこんな人にオススメ

・ハンモックを始めたい人
・ハンモックを始めたいけど何を揃えたらイイのかわからない人
・ハンモックを始めたいけど色々用意するのが面倒な人

こんにちは!

今回は数あるハンモックの中でも有名メーカーのひとつでもある
KAMMOK(カモック)のハンモックのマンティスULを実際に3年使ってみた私がこのハンモックを買って良かった事と気になった事をお伝えしようと思います。

私自身も初めて買ったハンモックなので思い入れが深いハンモックとなっております。

KAMMOK(カモック) マンティスUL モスグリーン
目次

結論から

良かったところ

・ハンモック泊に必要なものは全て揃っている
・バグネットに小物を置ける場所がある
・バグネットが取り外し可能&左右どちらも開く
・生地が柔らかく包まれるような寝心地
・国内でも購入できる
・タープが秀逸
・収納サイズが小さくて軽い
・オプション品が豊富

気になったところ

・お値段お高め
・頭と足の向きが決まっている(気にしなければ関係ない)
・生地が薄くて破けそうで心配
・リッジラインが取り外せない
・タープのガイロープが風で緩む(後発ロットで改善された模様)

ひとつひとつ解説

良かったところ

ハンモック泊に必要なものは全て揃っている

マンティスULに同梱されている中身は

・ハンモック本体
・バグネット
・タープ(シルナイロン素材)
・軽量ペグ×6本
・軽量ツリーストラップ(パイソン10UL)
・本体を引っ張るガイロープ×2本

というようにハンモック泊に必要な物が揃っているので、これを買ってこれだけを持って行き丁度良い間隔の木に張ればそのまま寝れちゃうんです。(気温20℃以上ならアンダーキルトやマットもいらないです。)

気温一桁~10℃前半台になると背中が寒くて眠れなくなりますがアンダーキルトまで買うのもためらう方は、手持ちのマットを背中に敷くだけで冷気が遮断されて眠れるようになります。(対応出来る気温帯はマットの性能によります)

タープも同梱されているので雨天でもコレひとつで問題なく寝れます。

まさにハンモック泊を今始めたいと思っている人にはベストだと思います。
ひとつ強調します、ハンモックです。
普通にハンモックにちょっと横になってみたいという方はAmazonなどで売っている数千円のハンモック本体と2000円~3000円くらいのツリーストラップで充分ハンモックを体験出来ると思います。
が、寝るとなると話は別です。タープが付いていたりバグネットが付いていたり、何より重要なハンモック本体の寝心地も全然変わってきます。

バグネットに小物を置ける場所がある

マンティス・マンティスULはバグネットを取り付けると頭の横辺りに左右両側に小物を収納出来るポケットが用意されています。

このポケットが思ってた以上に重宝します。

MantisUL
マンティスUL+アウトドアバイタルのアンダーキルト

私はこのポケットの部分に寝るときスマホやモバイルバッテリーなどを入れてスマホを充電しながら寝ています。スマホとモバイルバッテリーでも片側のポケットだけで済むので、もう片方のポケットに他の物を入れられるくらいの大きさになっています。

バグネットが取り外し可能&左右どちらも開く

上記のバグネットのポケットがあるせいで頭の位置がそのポケット側の位置に決まってしまいます。しかし、バグネットは左右どちらも開ける事が出来るので頭の向きの事で特に悩まずにマンティスを張ることが出来ます

また、バグネットはチャックで取り付けられているので全部外すことが可能です。晴れた夜にハンモックに横たわりながら夜景を見たいなんて時は、サッとバグネットを取り外してハンモックに揺られながら夜景を堪能することも出来ちゃいます。

生地が柔らかく包まれるような寝心地

生地はKAMMOK独自に開発された20Dダイヤモンドリップストップナイロン(Levitas 20D)+DWR(耐久性撥水)加工という新しい技術で造られた生地で、どんな素材?と思ったので調べてみました。

非常に軽量で強靭な素材(※1)
通気性が良い
ダイヤモンド上のリップストップパターン(※2)で織り込まれていて生地の強度を高めている
DWR(耐久性撥水)加工により生地に汚れが付着しにくくなっている

※1強靭な素材と言っても恐らく引っ張る強さに対しての事だと思います。

※2リップストップパターンとは、生地の表面に縦横に織り込まれた強度の高い糸によって、生地が破れた際にも破れが広がらないようにするための織り方のことです。この織り方によって生地の表面には網目状の模様ができ、この模様がダイヤモンド状になっているものを「ダイヤモンドリップストップパターン」と呼びます。この織り方によって、生地全体がより強度が高く破れた場合でも破れが広がりにくくなっています。

実際に使用した感じでは、通気性が良くしなやかな伸縮性がありしっとり柔らかな触り心地です。

MantisULの中
MantisUL

強度に関しては私はまだ破けてはいないのですが、キャンプ仲間のマンティスULが裂けてしまっていました。その方のマンティスULが裂けた理由はわかりませんが、生地が薄いので尖ったもの例えばズボンに付いているチャックやボタンや、ポケットに入れていた車のキーが横になった時にポケットからはみ出て生地に刺さる事があるそうなので、どのハンモックにも言える事だと思いますが横になる際には鋭利な物には注意した方が良いです。

国内でも購入できる

KAMMOKの製品は日本国内のAmazonや各地域のアウトドアショップでも販売されているので比較的購入しやすいと思います。

タープが秀逸

同梱されているタープは全長が345cm、最大幅が223cmの変形六角形なので大抵のハンモックは覆えますし、別途ソロで使う分にも充分な大きさです。

シルナイロン素材なのでとても軽量で、畳まずにクシャクシャと収納袋に押し込むだけで仕舞えるので設営や撤収がかなりラクになります。いつも畳むのが面倒な私にはこの恩恵は計り知れないです。

また、ハンモック本体と別々なので他のハンモックにも使い回せますしタープ単体としても使えます。

ChameleonハンモックとマンティスULのタープ
Chameleonハンモック+ウーキーとマンティスULのタープ
ChameleonハンモックとマンティスULのタープ
Chameleonハンモック+ウーキーとマンティスULのタープ
Chameleonハンモック+ウーキーとマンティスULのタープ
Chameleonハンモック+ウーキーとマンティスULのタープ

上の3枚の画像はChameleonハンモックに合わせたマンティスULのタープになります。

Chameleonハンモックが長さが約3.3mあるので3.4mのタープだとギリギリな感じでした。

それでも余程の暴風雨でもない限りリッジラインにピッタリ被せれば雨も凌げるくらいになっていると思います。

収納サイズが小さくて軽い

上記の同梱内容が全部入ってこのサイズです。

MantisUL収納サイズ

数字で表すと20.3cm×15.2cmとなります。

重さは992gと1kgを切る軽さです。

ツリーストラップのパイソン10ULもとても軽く小さくなります。

オプション品が豊富

KAMMOKから沢山のオプション品が用意されています。

その一部をご紹介します。

ギアロフト

ギアロフト
出典:KAMMOK

頭側か足元の端っこはデッドスペースになっていますがそこを収納スペースに変えてくれます。
ジャンバー等が簡単に収まるくらいの大きさなので寝る時に不要な物はここにポイっと入れちゃいます。

・ジョーイギアスリング

ジョーイ
出典:KAMMOK

これも同じく収納系です。
ハンモックの下にもう1段小さいハンモックを張ったようなイメージです。先ほどのギアロフトよりかなり多めの荷物が収納出来ますが、ハンモックの下に位置するのでハンモックを低めの高さで乗りたい人だとジョーイが地面に着いてしまうので向かないかもしれません。

・リッジ

リッジ
出典:KAMMOK

こちらも収納系です。
これは各メーカーもよく出していますがリッジラインに引っかけて小物入れにする物です。
日本でも手に入ります。割高ですが送料も含めると同じくらいか・・・単品で買うのはやはり割高なのでハンモック本体と一緒に買うのがお得だと思います。

・パフィンピロー

パフィンピロー
出典:KAMMOK

枕です。上に付いてる穴はズレ防止の為ハンモックの頭側の端から吊るせるようになっているそうです。私はハンモックでは枕は使いませんが、この枕を使って寝たらどんな寝心地になるのかなという興味はあります。

気になったところ

良いところばかりではありません。数年使って気になったところもお伝えします。

お値段お高め

あれもこれも入ってオールインワンなだけあってお値段がお高めです。

KAMMOK(カモック) マンティスUL モスグリーン

現在(2023年3月時)AmazonさんでのMantisULのお値段は
モスグリーン色がセールになっていて43780円
オレンジ色が59400円とハンモックにちょっと興味あるんだよなぁーという人が気軽にお試しで買うような値段ではない気がします。(少なくとも私には大きな出費・・・)

私が購入した時は北海道民お馴染みの秀岳荘さんで、元々39800円だったのを年に数回の秀岳荘セールで10%オフとメンバー割引の5%の合わせ技で34000円位で購入した気がします。

徐々に値上がりしているのかもしれませんね。

頭と足の向きが決まっている

バグネットのポケットが頭側にしか付いていないので必然的にそちらが頭になります。なので設営する際は頭をどっちに向けるか決めてから設営する必要があります。が、極端なことを言うとバグネットのポケット使わないとか、そもそもバグネットを外すというのであれば頭と足の向きは特に決まりはありません。

生地が薄くて破けそうで心配

他のハンモックよりも薄く感じるので他のよりも乗り込むときはなるべく気を遣います。特にお尻回りやズボンなどに突起物や鋭利な物が無いか、車のキーは飛び出てないかなど注意しながら乗り込んだ方が良いです。

Check

MantisULは収納袋の内側にシリアルナンバーが付帯されていてそのナンバーをKAMMOKのHPで登録しておくと、万が一何かあった時に交換してくれるという事があると聞いたことがあります。
TwitterでもMantisULに乗ったら破けたけど無償で交換してくれたという投稿も見たことがあり、KAMMOKさんの利用者へのそういった姿勢がKAMMOK愛好者が多い所以なのかなと感じました。

※追記

Twitterのフォロワーでキャンプ仲間でもあるそーやーさんが、マンティスULの初張り時に破けてしまったツイートをしていました。このブログに掲載の許可を頂けましたのでご紹介します。

このツイート時のキャンプは車中泊になったそうですが、それもまたいい思い出ととてもポジティブなそーやーさん。後日、ダメ元でKAMMOKに補償請求してみたところ、

なんとKAMMOKが保証してくれるという
神対応!!!
KAMMOKのユーザーを大事にしてくれる姿勢が嬉しいですね!
そーやーさん良かったですね♪

リッジラインが取り外せない

リッジラインがあるおかげでハンモックが適正な張り具合になるように調整されていますが、その代わりにそれ以上に張りを強める事が出来ません。

もうちょっと伸ばして張りを強めたくてもリッジラインによってそれ以上伸ばす事が出来ないんです。

下の写真のようにハンモックスタンドにマンティスULを張ろうとした際、長さが足りずに張れなかった事があります。

マンティスULのリッジライン
マンティスULのリッジライン

ちなみにChameleonハンモックはリッジラインが外せます。

Chameleonのリッジライン
Chameleonのリッジライン
タープのガイロープが風で緩む

タープに縫い付けられているこの金具?器具?
これがあまり使い勝手が良くないです。

MantisULのタープ
MantisULのタープ

何がと言うと、ガイロープが細い&この器具でしっかりホールド出来ないのとで強風が吹くとすぐにガイロープが緩んでしまいます。これに何度悩まされたことか。

MantisULのタープ

同じような悩みを持った人が声を上げたのでしょうね、新しいMantisULのタープはガイロープが僅かに太くなっており、その太いバージョンのMantisULを使っている人に聞いたところ「そこそこの強風でも緩んだことはないですよー」と言っていたのでどうやら改善されたそうです。

総評

コメント

ハンモック泊したいけどロープワーク苦手という方や、ひとつひとつのパーツをいちいち選んで買うの面倒という方にはオールインワンのMantisULは打って付けのハンモックだと思います。
MantisULの生地の薄さが気になる方は、少し厚めのMantisという候補もあります。

気になった点もそこまでのマイナス点ではないと思います。
ツリーストラップは他のハンモックで使い回せたりタープは単独でも使用出来るのでお値段なりに良い物が揃っていると思います。リッジラインは取り外す機会がほぼありませんし、ガイロープは改善されているので大きなマイナス点はあまり見当たらない気がします。

ここで紹介しきれていない事もあると思います。何か聞きたいことや質問があればココやTwitterで何でも聞いてください。わかる範囲でお答えします。

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