小学生でもわかる『あんぱん』のストーリーあらすじ
昭和の始め頃、高知という町に元気な女の子、浅田のぶという足の速い女の子「のぶちゃん」がいました。
のぶちゃんは「ハチキンおのぶ」と呼ばれていました。
ハチキンってなに？
「ハチキン」とは、高知県の方言で、特に女性に対して使われる言葉です。この言葉は「八つの魂」を持つ女性という意味から来ており、元気で明るく、勇敢で頑固、そして自立心が強い女性を指します。高知の女性は、昔から男性に負けない強さと活力を持っていると言われており、そのような性格を表現するために「ハチキン」という言葉が使われます。
ある日、のぶちゃんは柳井嵩（やないたかし）くんと出会いました。たかしくんはお父さんを病気で亡くして、おじさんの家で暮らしていました。
戦争が始まると、のぶちゃんは軍国少女になり、たかしくんは戦争に行きました。
軍国少女ってなに？
軍国少女とは、戦争や軍隊を強く支持し、国を守るために戦争に協力することが正しいと信じている少女のことを指します。
戦争中の日本では、学校で戦争を支持する教育が行われていたため、こうした考えを持つ子供たちが多くいました。
今はそのような教育は行われていません。
たかしくんは戦争で弟を亡くし、のぶちゃんも最愛の人を亡くしました。
戦争で大切な人たちを失った二人、戦争が終わった後、
のぶちゃんは東京の新聞社で働くことになり、たかしくんに「後から来てね」と言いました。
のぶちゃんは日本で女性初の記者になりました。
たかしくんは漫画家になりたかったけれど、生活が不安だったので、たかしくんも東京に行きのぶちゃんと同じ新聞社で働くことにしました。
のぶちゃんとたかしくんは、古いアパートで一緒に暮らすことにしました。
お風呂もなく、トイレはみんなで使い、天井に穴があいていましたが、二人はその生活を楽しみました。
そして、二人は結婚しました。
たかしくんは以前に夢見ていた「漫画家」をまた目指すことにしました。
のぶちゃんはたかしくんの漫画家としての成功を信じて、たかしくんをはげまし続けました。
絵本のアンパンマンが出来上がるのはまだまだ先の話です。
ヒロインの「のぶちゃん」は実在する小松暢（こまつのぶ）さんをモデルにしています。
小松暢（こまつのぶ）さんはアンパンマンに登場する「ドキンちゃん」のモデルになったと言われています。
やなせたかしさんが作詞した歌
おそらく誰でも知っている有名な曲の「手のひらを太陽に」をやなせたかしさんが作詞しています。
改めて歌詞を聞くとアンパンマンに通じるものがありますね！
ドラマ『あんぱん』の見どころ
1. 実在の人物をモデルにした感動の物語
ドラマ『あんぱん』は、「アンパンマン」の作者やなせたかしさんとその妻をモデルにしています。実在の人物の生涯を描くことで、彼らの困難や喜びをリアルに感じることができます。
2. 愛と勇気のテーマ
このドラマの中心テーマは「愛と勇気」です。戦争という困難な時代を生き抜き、お互いを支え合いながら夢を追いかける二人の姿は、視聴者に深い感動を与えます。
3. 戦時中から戦後にかけての日本の歴史
昭和初期から戦後にかけての日本の歴史を背景にしているため、その時代の人々の生活や価値観の変化を見ることができます。特に戦争中の苦難と戦後の復興が描かれている点が見どころです。
4. 魅力的なキャスト
主演の今田美桜さんや二宮和也さん、北村匠海さんをはじめとする豪華なキャスト陣が、登場人物に命を吹き込みます。それぞれのキャラクターの個性や成長を楽しむことができます。
5. 細部まで丁寧に描かれたストーリー
脚本家の中園ミホさんによる丁寧な脚本で、キャラクターの心理描写やエピソードが細かく描かれています。視聴者は物語に引き込まれ、共感しやすい内容になっています。
6. クリエイティブな要素
やなせたかしさんがどのようにして「アンパンマン」を生み出したのか、その過程やインスピレーションの源を知ることができます。クリエイティブな仕事に興味がある人にとっても見逃せないポイントです。
『あんぱん』は、感動的なストーリーと魅力的なキャラクター、そして歴史的な背景が組み合わさったドラマで、多くの視聴者に愛されること間違いなしです。
ドラマ『あんぱん』の主要キャスト
朝田家
- 朝田のぶ（あさだ のぶ）: 今田美桜
➡高知生まれの足の速い少女。あだ名は「ハチキンおのぶ」。戦後、新聞社に女性初の記者として就職。 - 朝田結太郎（あさだ ゆうたろう）: 加瀬亮
➡のぶの父。商社に勤務し、出張で全国各地を飛び回っている。 - 朝田羽多子（あさだ はたこ）: 江口のりこ
➡のぶの母。家庭的で夫を尊敬している。3人の娘たちに常に平等に接している。 - 朝田蘭子（あさだ らんこ）: 河合優実
➡のぶの妹（次女）。真面目でしっかり者。人の考えを察して行動できる。 - 朝田メイコ（あさだ めいこ）: 原菜乃華
➡のぶの妹（三女）。歌うことが好きで、明るい性格が朝田家の家族を幸せな気分にする。 - 朝田釜次（あさだ かまじ）: 吉田鋼太郎
➡のぶの父方の祖父。「朝田石材店」の三代目の石工。職人としての腕は確かだが、人との付き合い方は不器用。 - 朝田くら（あさだ くら）: 浅田美代子
➡のぶの父方の祖母。釜次と力を合わせて「朝田石材店」を支えてきた。「くらばあ」と呼ばれている。 - 原豪（はら ごう）: 細田佳央太
➡釜次の弟子。釜次を心から尊敬している。朝田家に居候している。
柳井家
- 柳井嵩（やない たかし）: 北村匠海
➡幼いときに父親を亡くし、叔父の家に引き取られる。戦後、クズ拾いの仕事を経て新聞社に入社し、のぶと同じ雑誌の担当になる。東京で漫画家になるのが夢。 - 柳井清（やない きよし）：二宮和也
➡崇のの父。出版社を経て新聞社での海外赴任中に病死。 - 柳井千尋（やない ちひろ）: 未定
➡嵩の弟。戦争で亡くなる。 - 柳井登美子（やない とみこ）: 松嶋菜々子
➡嵩の母。文化的な教養が豊かで美しく勝ち気な女性。夫の清を早くに亡くし、子供2人を親類に預けて離れて暮らしていた。
この他にも魅力的なキャストが多数出演し、物語を彩ります。
ドラマの撮影地はどこ？
ドラマ『あんぱん』の撮影地は、主人公・朝田のぶの出身地である高知県でのロケが予定されています。
この地域の美しい風景や独特の文化がドラマに取り入れられ、視聴者は高知の魅力を存分に楽しむことができます。また、その他のシーンはおそらく東京を含むいくつかの場所で撮影される予定です。
高知県の風景がどのようにドラマに彩りを添えるのか、楽しみですね。
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