チャンス大城さんは生まれつき心臓が右にある「内臓逆位症」という2万人に1人の稀な症状の体の持ち主で、よくその話しをいろんなテレビ番組でもネタにしている。
が、テレビを見た40代以上の男性は「サウザー」と聞けばなんとなく想像はつくだろうが
それ以外の人はサウザーと聞いてもなんのことやらわからないと思う。
ということでチャンス大城さんのネタとサウザーについてまとめてみた。
サウザーって誰?
1983年から週刊少年ジャンプで連載を開始した人気漫画「北斗の拳」のキャラクターの1人
名前:サウザー
流派:南斗鳳凰拳
技:極星十字拳、天翔十字鳳
聖帝軍を率いて拳王軍と覇権を争う。生まれつき内臓逆位症という内臓の位置が逆の為、ケンシロウの秘孔が効かず一度ケンシロウに勝利したものの、2度目の対戦ではその特殊体質を見抜かれケンシロウに敗れた。
北斗の拳ファンの間では、聖帝サウザーと拳王ラオウはどちらが強い?と度々議論になるほど強い。
当然サウザー推しの人の言い分とラオウ推しの人の言い分はどちらも的を得ていて、
やはりどちらが強いとは言い切れない。
原作でもサウザーとラオウが戦うシーンは描かれていない為、
この議論は北斗の拳ファンの間でも終わることのない話のネタになり、それがまた更に北斗の拳の奥深さを知ることに繋がるのであろう。
心臓が右にあったチャンス大城のアダ名はサウザー!
チャンス大城さんのこのネタは、
当時いじめられっこだったチャンス大城さんが小学校1年生の時、
健康診断で初めて自分の心臓が右にある特殊体質だということを知る。
北斗の拳全盛期のこの頃、
当然そんな特殊体質の持ち主は「サウザー」とアダ名を付けられることはもう避けて通れるはずもない。
が、「サウザー」と呼ばれているやつがいると
噂が独り歩きしてしまい隣町まで広まってしまう。
隣町の番長のマンモス菊池君がタイマンをしにチャンス大城さんの学校に来て
「サウザーを出せ!」と言われ
ビビりまくったチャンス大城さんが出ていくと
「お前両親おらんだろ、こんな寂しい目をしたやつは見たことがない」と言って
帰ってしまったという。
チャンス大城さんは「僕、両親バキバキおるんですよ」
チャンス大城さんの人生の転機
ダウンタウンのラジオを聞いていると、
松本人志さんが
スポーツできるやつ、勉強できるやつ、面白いやつはいじめられない
と言っているのをチャンス大城さんは聞いた。
本当かなと思った中学生のチャンス大城さんは、
ダウンタウンがやっていた大阪の人気テレビ番組「4時ですよ〜だ」という番組の
素人がなんでもやっていいコーナーのオーディションを受けたところ合格。
そこから世界が変わったようで、
次の日学校に行くと「大城〜〜〜!」とみんなから声をかけられるようになった。
お笑いは自分にとって「鎧」でもあり「ひとつの武器」として
自分の力でイジメから抜け出せたことでお笑い芸人になることを決意。
14歳という異例の若さでNSC大阪に入学した。
その時、兄のように慕っていたのが千原せいじだった。
しかし、プロを目指す世界は14歳のチャンス大城さんには厳しく、
NSC入学から1年で行かなくなってしまう。
それから23年ぶりに千原せいじがやっている居酒屋で働いている友達に
千原せいじを紹介してもらうが、
千原せいじはチャンス大城さんの事を覚えていない。
そこでチャンス大城さんは当時やっていたギャグの「おっひょひょ〜」をやると
千原せいじさんは「お前おっひょひょやないか!」と思い出し
千原せいじの居酒屋で働く事になりそこからお笑い芸人として仕事が増え始めたとのこと。
終わりに
チャンス大城さんがサウザーと呼ばれていたいじめられっこ時代、
自分の力でイジメから抜け出せた体験を元にお笑い芸人を目指したが途中で挫折した過去。
お世話になった千原せいじとの出会いが23年後にもまた繋がり今のチャンス大城さんがある。
山に埋められたなど過去のハードな逸話から破天荒なイメージがあったチャンス大城さんだが、
なかなかの苦労人ということもあり今の芸風が出来上がったんだと知った。
そんなチャンス大城さんは今後も活躍してほしいと思う。
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