薪ストーブ SOOMLOOM DECO(スームルーム デコ)レビュー

アウトドア記事
こちらの記事のリンクには広告を含んでいます

こんにちは、ハッセです。

ャンパーなら誰しも憧れる薪ストーブ、

ロマン枠と言われたり実際は

灯油ストーブの方がラクとか

片付けが面倒とか言われるけど

そんなデメリットよりも自分のテントに薪ストーブをインストールしてテント内でヌクヌク炎を眺めていたい欲が勝りついに薪ストーブを購入してしまいました。

その名も

SOOMLOOM(スームルーム)の DECO(デコ)です。

何それ?という人も多いかもしれません。

キャンプ界隈の薪ストーブカテゴリーでいうと

G-Stoveやホンマ製作所などと比べたら

SOOMLOOMは完全に後発組です。

なぜSOOMLOOMのDECOを購入したのか

また実際に使った感想もお伝えしていこうと思います。

※この記事はテント内での薪ストーブの使用を推奨しているわけではありません。テント内での薪ストーブの使用は一酸化中毒や火災を引き起こす可能性があり非常に危険です。使用する際は換気や一酸化炭素検知器等を使用し自己責任の下でご使用ください。

何でSOOMLOOMのDECO買ったの?

薪ストーブDECOの画像
出典:楽天

①価格が安価

なんとDECOは楽天で定価14970円と薪ストーブの中ではかなり破格です。自分が購入した時は楽天セールをやっていてポイントも含めたら実質約12000円くらいで購入出来ました。

煙突の高さが1.65mと低めで

先端にスパークアレスタが付属されていないとはいえ

両サイドに窓ガラス付きで

SUS304材質のステンレスを使用されていて

造りがしっかり作られている事を踏まえると

このお値段はかなり魅力的でした。

②両サイドに窓ガラスがある

先ほども触れましたが私はテント内でゆっくりくつろぎながら炎を眺めたかったのでサイドに大きめの窓ガラスが必須条件でした。

この薪ストーブは両サイドに窓ガラスが付いているのも大きな決め手になりました。

③コンパクトなサイズ

私が持っているテント

シークアウトサイドのシマロンのテントサイズが

(約)奥行293cm ×幅288cm × 高さ183cm

シマロンテント
出典:Riml Outdoor Official Store

なのでなるべく小さめの薪ストーブをインストールしたかったんです。

薪ストーブDECOのサイズが奥行35cm4×幅27cm×高さ25.5cm(脚は除く、脚の高さは約10cm)というサイズで薪ストーブの中でもコンパクトな部類に入る為このサイズも決め手のひとつとなりました。

薪ストーブDECOの寸法
出典:楽天

テントに煙突穴が空いていない人はこのテントプロテクターを使えばファスナーの隙間から煙突を出したり出来ますよ。

④燃焼効率が良さそう

ロストルが最初から付いていて

しっかり空気の流れが作られているので

燃焼効率が良さそうというのと、

ガラス窓の上部に空気穴が付いていて

ここからも空気を取り入れる事が出来るので

もしかしたら二次燃焼に近い燃え方も

期待出来るかなとも思った次第です。

人によっては足りないパーツもある

①煙突の高さが少し低い

煙突を全部繋げても地面からの高さが1.65mなので使用するテントによっては高さが足りない場合もあります。もっと煙突の高さが欲しいという人はSOOMLOOMから延長可能な煙突が販売されているのでそちらを買い足しましょう。

私のテントの素材がシルナイロン生地で火の粉にはめっぽう弱い為、なるべく煙突の高さが欲しかったのと、SOOMLOOMの専用延長煙突がSOLDOUTになっていたので仕方なくG-Stoveの延長煙突の長い方(46.5cm)を2本買い足しました。2本で5500円・・・

Gstoveの延長煙突

このG-Stoveの延長煙突はDECOの煙突の

2番と3番の間にピッタリ入ります。

緩くもなくキツくもなくぴったりでした。

Gstoveの延長煙突をDECOに設置

残念なところは収納ボックスに入りきらない事です。

このように飛び出してしまいます。

Gstoveの延長煙突をDECOに収納

純正の延長煙突は全て収納出来るそうです。

②スパークアレスタが付属されていない

もうひとつはスパークアレスタが付属していない事です。これはAmazonで1200円位で径が6cmの物が合うと聞いたので買ってみましたが、どうやら中国製の物らしく発送元も中国で購入してから20日間過ぎた今もまだ届いていません。もう少し待ってみます。

実際に使ってみてどうだったの?

組立ては簡単

薪ストーブDECOの全パーツ

組み立ては特に難しいことはありません。

煙突を1~6番まで順に繋げていくだけです。

延長のG-Stoveの煙突は2と3の間に2本入れます。

薪ストーブをシマロンにインした画像
テント:シマロン

完成~!

約20cmの台に乗せているので

元々の高さが1.65m+延長煙突2本で93cm+台20cm

=地上高2.78m、幕から約1mの高さを設けることができました。

燃え方は想像以上に良い

最も気になっていた燃え方ですが他の有名メーカーの薪ストーブと遜色なくとても燃焼効率が良かったです。

①と②の写真はペレットだけを燃やしたところです。③と④は途中でオガライトを投入した写真です。

ダンパー全開、正面の吸気口全開、上部の吸気口を両サイド開けた状態です。ペレットを入れてるせいかわかりませんが正面の吸気口から吸った空気がすぐに燃えているのがわかります。

そのまま空気の流れに沿って煙突の方に炎が横に流れて行っています。

ペレットだけでは火力が弱いのかわかりませんが、オガライトを入れたら煙突が赤くなるほど高温になりました。薪を入れた時はこんな感じです↓

まだ小さめの薪ですが空気が正面から煙突方向に流れていて

しっかり安定して燃えています。

これは想像していた以上に良い燃え方をしていました。

ダンパーと正面の吸気口を締めると炎がゆっくり燃え、ゆらゆら~とした燃え方に変わり透き通った透明っぽい炎に変わる事もあり不思議な燃え方をしていました。良い意味でです。二次燃焼してるのかはわかりませんが感覚的にはそれに近い炎に見えました。

Twitterで投稿した動画

幕内は暖かくなったの?

幕内の温度計

外気温1.3℃の中、幕内は17.3℃に上がりました。

まだ炉内は5割程しか燃料を入れていないのでもう少し火力を上げる事も出来ると思います。

天板での調理は可能?

他の薪ストーブは天板にフタが付いていて外せば穴が開いて炉内の炎で直火調理が出来る物もありますが、DECOは天板に穴が開いていないので直火は出来ません。

が、天板への熱もしっかり伝わっているのでクッカーや鍋を置いてお湯を沸かすのも数分で沸きましたし、フライアンを数分置いて肉を焼いてみるとジュージュー焼くことが出来ました。

ただし、欠点としてはサイドテーブルのような物が付いていないので例えば鍋物を食べているときに沸騰してきたからちょっと横に置いておくという事が出来ず、天板にずっと置いておくことになりひたすら沸騰し続けることになってしまいます。炉内での火力調整もすぐには出来ないので一旦天板から降ろすしかないですね。

※追記)サイドテーブルが発売されました。

価格設定がかなり優しめでこのクオリティは嬉しいですね!

気になる点は?

①価格が安価なので仕方ありませんが、炉内や天板を外した周辺に「バリ」が少しあります

使用中に薪を投入したり吸気口を調整したりする際は素手でも問題ありませんが、煙突を組立する時や収納する際に炉内に手を突っ込む時は軍手や皮手袋をした方が無難です。

薪の長さ次第では入らない物もある。

外側の奥行き37cm程なので炉内が35cm位で、市販されている一般的な薪が約35cm~45cm位なので物によっては入らない可能性もありますがこれは事前にわかっている事なので薪を購入する際に気を付けていれば回避できると思います。

ホームセンターに最近は20~25cm程の短めの薪が売られているので私はそちらを使用してみました。

使用していて気になったのはそれくらいです。むしろこんな安価でこれくらいしか気にならないのはもう超高コスパの薪ストーブだと思っています。

火の粉でテントに穴開かない?

テントから約1mの高さを得た為かわかりませんが、2回使って今のところテントには穴が見つからないので火の粉は防げているみたいですが、実は炉内にもう一工夫しています。

テント内の様子
check

絶対に火の粉でテントに穴を空けたくなかったのでどうやって対策をしようか考えていたところ、ポモリーの薪ストーブT-BRICKの天板を見てコレだと思いました。

ポモリーT-brick
出典:POMOLY

ポモリーの薪ストーブT-BRICKのように炉内から煙突の穴の天板の前に何らかの板をかましてなるべく火の粉が煙突に入るのを防ごうと思いました。

薪ストーブDECOに火の粉対策

探していたら意外とあるもんですね。DCMのキッチンコーナーだったか収納コーナーで、棚ではなくエンドサイドの吊り下げに丁度良さそうなステンレス板(400円位)を見つけました!そのステンレスの板を素手で適当に曲げて

薪ストーブDECOに火の粉対策2

DECOのロストルの下に設置してロストルを置くとけっこう安定します。ちょっとやそっとじゃズレたり動いたりしないので薪が当たっても問題ないです。

薪ストーブDECOに火の粉対策3

天板とステンレス板の隙間は約2~3cmといった感じにしてみました。これで試運転してみて空気が煙突の方に流れていくか、火の粉は出ないかを検証していきながらこの隙間を調整していこうと思って設置してみました。

薪ストーブDECOに火の粉対策4

天板から見た炉内は完全にステンレス板に塞がれています。これで煙や空気が煙突に流れずに滞留したり逆流したら意味ありませんが、しっかり煙突に流れて外に排出されていました。

スパークアレスタ開封

2回使うとこんな感じになりました。

このステンレス板のおかげか煙突高さを幕から約1m離したからかわかりませんが、今のところスパークアレスタ無しでもテントに穴は空いていません。次回はもっと薪を投入してみようと思います。引き続きこの検証を続けて追って報告したいと思います。

総評

この価格でこの使用感は総じて買ってよかったです!

薪ストーブを初めて使ってみたいなと思う人にもオススメ出来るお値段と造りだと思います。薪ストーブの購入を考えている方は候補のひとつに入れてもいいのではないでしょうか。今後もどんどんクオリティが高くて安価な薪ストーブが出てくるかもしれませんが・・・。私は今まで灯油ストーブを使っていたので薪ストーブの購入は考えていませんでしたが、今回この薪ストーブDECOを買って使ってみてもっと早く薪ストーブを使っていれば良かったと思いました。

安全に充分配慮してより快適なアウトドアライフを楽しみましょう!

※追記(2023年2月24日)

丁度この記事を執筆してる最中にピンポンが鳴ってAmazonでポチっていたスパークアレスタが届きました。

スパークアレスタ

早速DECOを引っ張り出してきて煙突にあわせてみました。

スパークアレスタ2

あれ・・・一番上の6番煙突に合わせてみたら径がぴったりでハマりませんでした。

他の所有者に聞いたところ、潤滑油を付けて形を整えればギリギリ入るとか5番の煙突にハマると聞いたので試してみてから追って報告致します。

追記2(2023年2月27日)

先日入らなかったスパークアレスタ、他の所有者から「入るよ」と教えて頂き試したところなんと5番の煙突にスムーズにハマりました。この感覚だと外すときもそんなに苦労しないで外せると思います。

スパークアレスタ3

てっぺんの6番の煙突にもハマらないと思っていたけど無理やり押し込むと入りました。ただ、6番の方はキツキツなので潤滑油等を塗っておかないとおそらく外すときに相当苦労することになりそうです。

スパークアレスタ4

このスパークアレスタはAmazonで1100円~1400円位で各社から販売されています。おそらく全部同じものだと思うので最安値の物で良いかなと思います。

※注意!私の元に届いた物はガイロープを繋ぐ金具と煙突を留めている金具の部分に1カ所だけ、製造工程で出来たであろう鋭利な金属が飛び出ていました。たまたまそこを握った時にチクッとなって気づいたのでペンチで挟んでグルグル回したらキレイに取れました。なのでこちらのスパークアレスタをご購入の方は最初に開封した時お気をつけ下さい。

追記3(2023年4月)

DECOのパーツがどんどん発売されてきますね。
今回は天板の両サイドに置き棚を設置出来るようです!
SOOMLOOMの製品は安いのにクオリティが高いので納得できるコスパだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました