2025年大河ドラマの蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)は何をした人?どんな人?

2025年の大河ドラマに「蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)」を描く、俳優の横浜流星さんが主演を務める「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」(つたじゅうえいがのゆめばなし)に決まりました。

そこで蔦屋重三郎って誰?と思う人もいると思うので簡単にざっくりまとめてみました。

ざっくり言うと?

江戸時代の商人である蔦屋重三郎は、書籍や浮世絵を取り扱う本屋を創業。出版業界に革命を起こし、多くの文化人と交流。出版技術や商法の発展に大きく貢献し、日本の近代文化の礎を築いた偉大な人物です。

キーワード

・江戸時代の商人
・本屋
・出版業界の発展に貢献

キャストが決定!2024年7月15日追記

中村隼人:長谷川平蔵役

生田斗真:一橋治済役

眞島秀和:徳川家治役

高梨臨:知保の方役

奥智哉:徳川家基役

寺田心:田安賢丸役

映美くらら:11代将軍・家斉の乳母大崎役

吉沢悠:松本秀持役

矢本悠馬:佐野政言役

相島一之:平康福役

石坂浩二:松平武元

蔦屋重三郎はどの時代に何歳まで生きたの?

寛延3年1月7日(1750年2月13日)~寛政9年5月6日(1797年5月31日)

享年47歳。

江戸時代を生きました。

蔦屋重三郎の生涯をまとめました。

1750年: 蔦屋重三郎誕生

  • 江戸時代中期の日本で生まれる

1774年頃: 蔦屋書店創業

  • 江戸の日本橋で蔦屋書店を開業し、出版業を始める
  • 一般市民が読書を楽しめるような本を数多く出版する

1770年代後半-1780年代: 図書流通網の拡大

  • 日本全国への本の流通網を確立し、各地で出版物が手に入るようになる
  • 文化の交流や知識の普及に寄与する

1780年代: 木版画の振興

  • 著名な浮世絵師たちと協力して、多くの浮世絵を出版する
  • これにより、浮世絵が一般市民に広まり、日本の美術文化の発展に寄与する

1780年代-1790年代: 文化事業の支援

  • 文化人や芸術家たちを支援し、多くの文化人が活躍の場を持つことができるようになる
  • 江戸時代中期から後期にかけての文化や芸術が発展する

1797年: 蔦屋重三郎死去

  • 47歳で亡くなる

この年表は、蔦屋重三郎の主要な出来事を列挙したものですが、彼の生涯にはさらに多くの出版や活動がありました。彼の功績により、日本の出版業界が発展し、江戸時代の文化に大きな影響を与えました。

どんなことやったの?

朋誠堂喜三二や山東京伝らの黄表紙・洒落本、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵などの出版で知られています。彼は、当時の浮世絵において重要な役割を果たし、プロデューサーの役割も担っていました。吉原で本屋を開業し、初めは義兄の引手茶屋の軒先を間借りした小さな本屋(おそらく貸本屋)でしたが、次第に成長し、多くの人々に浮世絵を提供することに貢献しました。また、彼は蜀山人や京伝といった人々と親交があり、洒落本や黄表などを次々と出版しました。

蔦屋重三郎は、出版業や図書流通の発展に大きく貢献し、江戸時代中期から後期にかけての日本の出版文化や美術文化の発展に寄与しました。

洒落本や黄表紙ってなに?

洒落本(しゃれぼん)は、江戸時代中期以降の小説形態の一種で、主に遊里に取材し、遊里の習俗や遊客・遊女の風俗・言動などを、会話を主とした文章で精細に描いた作品です。また、遊里案内や遊客心得、遊興論などの形をとることもあります。

黄表紙(きびょうし)は、江戸時代中期以降に出版された草双紙(くさぞうし)の一様式で、絵を主とする小説です。黄表紙は恋川春町『金々先生栄花夢』(1775年刊行)から式亭三馬『雷太郎強悪物語』(1806年)までの草双紙の総称であり、知的でナンセンスな笑いと当時の現実世界を踏まえた写実性が特徴です。黄表紙は外形的には青本と同じく黄色表紙であり、内容は当世の世相や風俗、事件などを扱っています。

蔦屋重三郎の主な功績は?

  1. 出版業の発展: 蔦屋重三郎は、江戸の日本橋にて蔦屋書店を創業し、出版業を展開しました。彼の書店は、当時の一般市民が読書を楽しめるような本を数多く出版し、江戸時代の出版文化の発展に大きく寄与しました。
  2. 図書流通の拡大: 蔦屋重三郎は、日本全国への本の流通網を確立しました。これにより、江戸時代の日本各地で出版物が手に入るようになり、文化の交流や知識の普及に寄与しました。
  3. 木版画の振興: 蔦屋重三郎は、著名な浮世絵師たちと協力して、多くの浮世絵を出版しました。これにより、浮世絵が一般市民に広まり、日本の美術文化の発展に寄与しました。
  4. 文化事業の支援: 蔦屋重三郎は、文化人や芸術家たちを支援しました。彼の支援により、多くの文化人が活躍の場を持ち、江戸時代の文化や芸術が発展しました。

蔦屋重三郎の主なエピソードはどんなの?

蔦屋重三郎に関する面白いエピソードを3つご紹介します。

エピソード1

蔦屋重三郎と歌川広重の出会い 歌川広重は、蔦屋重三郎が出版した「東海道五十三次」で一躍有名になりましたが、2人が出会ったきっかけは偶然の町火事でした。火事で店が焼けてしまった広重が、再建の資金を得るために蔦屋重三郎に作品を売り込んだことが、2人の関係の始まりでした。

エピソード2

営業マンとしての蔦屋重三郎 蔦屋重三郎は、商才に優れており、出版物の売り込みや営業にも力を入れていました。その一環として、彼は町人や文化人との交流を大切にし、自身の店で飲み会を開くことが多かったと言われています。また、当時の江戸で流行していた「桜の宴」にも積極的に参加し、営業活動に励んでいました。

エピソード3

出版物の無料配布 蔦屋重三郎は、商品の宣伝効果を高めるため、出版物を無料で配布することがあったと言われています。彼は特に子供たちに向けた本を無料で提供し、そのおかげで蔦屋書店は大変な人気を集めました。これは、現代のマーケティング手法である「無料サンプル」のような働きをしていたと言えるでしょう。

失敗談?広重との確執

蔦屋重三郎と歌川広重は、当初は良好な関係を築いていましたが、後に両者の間に確執が生じることがありました。特に広重が「東海道五十三次」を出版した後、他の版元からも作品を出版するようになったことで、蔦屋重三郎は不満を持ったと言われています。そのため、2人の関係は徐々に冷めていったとされています。

このエピソードは、蔦屋重三郎がビジネスにおいて一部で失敗したとも捉えられるかもしれません。しかし、彼はそれでもなお広重との協力関係を続け、その後も多くの作品を出版して成功を収めました。このため、このエピソードは彼の失敗談として捉えることもできるが、彼の柔軟な対応力やリーダーシップを示すエピソードとも捉えることができます。

蔦屋重三郎にまつわるオススメ書籍

1780年代の著名な浮世絵師達はどんな人?

1780年代の著名な浮世絵師たちは以下のような人物がいます。

  1. 喜多川歌麿 (Kitagawa Utamaro)
    • 美人画や風俗画を得意とし、独自の美意識を持った作品で人気を博しました。
  2. 鳥文斎栄之 (Torii Kiyonaga)
    • 歌舞伎役者や美人画を中心に描いた作品で知られています。
  3. 東洲斎写楽 (Tōshūsai Sharaku)
    • 短期間に多くの歌舞伎役者の肖像画を描いたことで知られ、謎の多い画家としても有名です。
  4. 葛飾北斎 (Katsushika Hokusai)
    • 浮世絵師だけでなく、日本画家としても知られており、『富嶽三十六景』など数々の名作を残しました。
  5. 歌川広重 (Utagawa Hiroshige)
    • 広重は1780年代の後半から活躍し始めた画家で、『東海道五十三次』などの風景画で有名です。

これらの浮世絵師たちは、江戸時代中期から後期にかけて活躍し、日本美術史に名を刻んでいます。蔦屋重三郎は、こうした著名な浮世絵師たちと協力して多くの浮世絵を出版し、その普及に貢献しました。

現代の書店のあのTUTAYAと関係あるの?

蔦屋重三郎と現代のTUTAYA(ツタヤ)は直接的な関係はないそうです。ただし、両者は書籍やエンターテインメントの分野で名前が広まっています。

蔦屋重三郎は江戸時代の日本で出版業界をリードし、図書の流通網を整備し多くの人々に書籍を提供した功績があります。

一方、TUTAYAは、日本の株式会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営するレンタルショップチェーンで、映画や音楽などのエンターテインメント商品を扱っています。TUTAYAもまた、多くの人々にエンターテインメントを提供することで知られています。

TUTAYAの創業者が蔦屋重三郎にあやかってTUTAYAと名付けたとも言われています。

両者は異なる時代の異なる事業者ですが、どちらもエンターテインメントや文化の普及に貢献している点で共通しています。しかし、直接的な関係はないそうです。

2025年のNHK大河ドラマに蔦屋重三郎が題材となった理由を考察

2025年に放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』では、蔦屋重三郎が主人公となっています。このような選択がなされた理由については公式発表などで明らかにされていませんが、主演の横浜流星が演じる蔦屋重三郎は、江戸時代の版元であり出版業界に革新をもたらしたとされる人物です。
また、彼の手がけた出版物には喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵などが含まれており、文化的価値が高い作品を多数発表していたこともあり、さらに主人公の蔦屋重三郎が「江戸のメディア王」とも呼ばれ、庶民にも浮世絵や読み物が身近になった江戸時代の出版業界の変遷を描くことで、視聴者に江戸時代の文化に触れさせる意図があるのかもしれませんね。

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